二藍蝶

貴方は、私が何も知らないと
思ってる。

浬・・・

私は、貴方の傍でずっと
貴方だけを、見続けて
いるんだよ。

そう望んだのは
貴方でしょう?

私を、この場所に置いて
傍にいることを望んだのは
貴方・・・

私の自由を奪い
束縛したのは、貴方・・・

ひと時も、私を
放さなかったのは、貴方・・・

それなのに、どうして
分かるような嘘をつくの。

「藍?」

「カイリ、私
 一度、自分の家に戻るね
 いいでしょう?」

「ああ」

今の貴方に何を言っても
仕方ない。