二藍蝶

「悪いのは、俺等って
 訳か・・・

 笑わせんなよ」

要は、悲しく笑う。

「何を言われても
 俺は、極道の世界に
 棲む」

「お前が決めたこと
 とやかく言うつもりは
 もう無い

 勝手にしろ

 その代わり、命だけは
 粗末にするな

 お前が死ねば、この組
 にも悲しむ奴は多い

 カイリ、約束してくれ」

「カナメさん?」

「親父を悲しませるような
 事だけは止めてくれ

 あの人の心をこれ以上
 傷つけるな」

要さんは、俺の知らない
親父の全てを知っている。

親父の何を知ってる・・・