二藍蝶

「そうか、じゃあ話すが
 カイリ、ここへお前を
 連れてきてほしいと
 アラタに頼んだのは
 言うまでも無い

 お前の口から真実を
 聞きたいからだ

 アラタから聞いたが
 お前、正式に会澤組に
 入ったそうだな?」

親父と慕う、要の瞳を
見つめて浬は言う。

「はい、私は自分の意思で
 会澤組に入ることを
 決めました

 極道に成る事は俺の夢」

「くだらない夢なんか
 持ちやがって
 早く捨てろと、俺は
 お前に言っただろう
 
 馬鹿な奴だ」

「そんな簡単に
 捨てられるかよ
 
 俺はガキの頃から
 見続けてきたんだ
 アンタ等の背中を

 三つ子の魂百までって
 言うだろう
 
 アレだよ・・・」