二藍蝶

そこには、茉優の姿。

あの仕事の話・・・

あのまま・・・

どうなったんだろう?

私は、浬と暮らし始めてから
社長やアコさんからの電話に
一度も出る事は無かった。

もちろん、連絡を取ることも
しなかった。

もう、モデルの仕事なんて
正直、どうでもよかった。

今は、浬の傍に居たい。

切れた充電・・・
必要の無い携帯電話は
鞄に放置されたまま。

私は、ファッション雑誌を
元の場所に置いた。

きっと、あの仕事は茉優が
請けたはず・・・

ヒロ、彼女なら
あの仕事を完璧にこなせる。

私は、料理本だけを手に持ち
レジで支払いを済ませ
スーパーへと向かった。