二藍蝶

「お前の他に
 女は要らない

 おまえしかいらない」

その言葉を、私は
何度でも聞きたい。

「知ってる・・・」

「なら、言わせんなよ」

恥ずかしいのか、貴方は
私を後ろから抱きしめ
テーブルの煙草に手を伸ばす

私は、貴方の手に自分の手を
重ね、指と指を絡ませながら
呟いた。

「浮気したら、さよなら
 
 今度、私の前から
 消えたら、私
 
 ・・・死ぬから」

俺の胸を、突き刺す

あなたの声・・・

振り返る

おまえの顔・・・

笑わない。

「死んでも放さないさ」

藍、俺を縛れ

もっと、縛れよ。