賑わう教室に、一人きり・・・

最初のうちは、寂しかった
けれど、今では、一人の方が
楽だということに気が付いて

誰に合わせる事無く、自分の
思うままに過ごす事のできる
時間をそれなりに満喫していた

昼食を終えた私は、箸箱に
お箸を戻して、少し食べ残した
お弁当箱の蓋をする。

そんな私に、聞こえる声・・・

「このクラスに
 サワイアイって子
 いる?」

私の事を探す、その女性は
モデルのように背が高くて
スタイル抜群の
とても綺麗な子だった。

私は、顔の横

・・・手を上げた。

「あなたが
 
 サワイ アイさん?」