二藍蝶

そこには、藍の姿・・・

悲しげな瞳で、俺を見つめる

藍・・・

この俺を止めてくれないか?

「カイリ、遅いよ

 同伴の約束
 忘れたのかと思ったよ」

「忘れるかよ
 
 あと、お前
 今日、誕生日だろう
 おめでとう」

「うそ、うれしい
 覚えててくれたんだぁ

 プレゼントは?」

彼女は、俺の前に
両手を差し出す。

水を救うように
手の平を上にして立つ
彼女の手に、俺は手を
重ね、繋ぐ。

「店、終わるまで
 いてやる」

「やったぁ
 
 じゃあ、その御礼に今晩
 私のこと抱いてもいいよ」