二藍蝶

「そんなもん欲しがる
 女いるのかよ?」

「ああ
 写真だって
 喜んでたぜ」

「マジかよ」

「嘘だよ」

笑い合う二人・・・

開いたドア
車の傍に立つ浬。

「こんな都会
 電車で間に合う
 
 何てな
 そうも言ってらんねえか

 お前の次は、この俺が
 送迎者になる日も近い」

「また、近いうち
 行くわ」

「ああ、待ってる

 ルイ、事故るなよ
 気つけて帰れ」

この道で生きると決めた以上
俺は踏み出す。

見上げるとそこには
俺の部屋から見える、あの
看板よりも、はるかに大きな
看板がある。