私達は、手を繋いで
二人きりになれる場所へ。

もう一秒だって
離れていたく無い。

街中に置き去りにした
彼女には悪いけど・・・

誰にも邪魔されたくない。

暗い部屋・・・

静かな時・・・

貴方の手が私の羽織っていた
カーディガンを脱がし、洋服
のファスナーに触れ、下へと
ゆっくりと動かす。

私は肩から洋服をずらし
袖から腕を抜いた。

スルリと床に落ちた、洋服。

下着姿の私・・・

洋服で隠れていた綺麗な鎖骨
には、アクセサリーが光る。

今も、藍の首に
付けられたネックレス・・・

その、Kの文字に
浬は、黙ったまま
優しく触れ、口づける。