二藍蝶

その時、キャピキャピと
弾む、女性の声が聞こえた。

私の前方を歩き、立ち止まる
彼女は大きな看板を指差した

「うわぁ、大きい
 すごい存在感

 ねえ、このモデルの子
 綺麗だよね?
 
 この冷めた瞳が
 いいよね?
 
 男に屈しないって感じが
 カッコイイ」

「そうか
 可愛げないだけじゃねぇ」

「ふうん、男性には
 そう見えるのかな?
 十分、可愛いけどなぁ」

「ほらっ、行くぞ」

先を歩く背の高い男性の腕を
取る女性。

絡まる腕・・・

並ぶ姿・・・