二藍蝶

「アイ、貴女
 モデルを辞める気なの?」

「分からない、ただ
 今は、このままでいいのか
 私、悩んでいるの」

加賀さんは、言う。

「それは、ショーモデルの道が
 断たれたからであって
 今回の仕事で、貴女が
 望んでいたショーモデルへの
 道が開けるのよ

 何を迷うことがあるの?」

「ごめんなさい」

茉優は、鞄を持つ。

「アイ、貴女が受けないなら
 私も受けないわ」

「ヒロ?」

「アンタに仕事を
 譲ってもらうなんて
 絶対に嫌だから・・・

 次の仕事があるので
 私、行きます」

「マヒロ
 待ちなさい」