二藍蝶

その一人を決定する為には
何通りかの審査を行う事が
決まっていた。

審査員には
プロフェッショナルな人材が
集合する。

胃が痛くなりそうな、そんな話
を、私は淡々と聞いていた。

「アイ、ちゃんと聞いてる?」

「はい、聞いてます」

「今回の仕事
 マヒロは挑戦するって
 言ってるけれど、もちろん
 貴女もやるわよね?」

何も返答しない、私。

「アイ?」

「私は、受けません
 この仕事、彼女
 マヒロさんにどうぞ」

「アイ、貴女、何言ってるの?
 ショーモデルは
 貴女の夢でしょう?」

「社長、ごめんなさい
 今回は、私・・・」