二藍蝶

開かれるドア。

「アナタ、やめて
 こんな夜遅くに近所迷惑
 だわ・・・」

開けられた、ドアの前に立つ
女性に抱きつく、センさん。

「帰ったぞ

 トモエ
 連れて来てやったぞ

 タカツキ、カイリ
 タカツキイオリの息子だ」

俺の肩に片腕を回す、センさん

「うそ・・・イオリ?」

父の名を呼びながら
俺を見つめる瞳・・・

「驚いた、そっくりね」

「だろう?
 今夜は泊めてやって」

「それは構わないけれど・・・
 大切な話があるの

 昨日言ったでしょう?
 貴方に聞いてほしいの?」