二藍蝶

「じいちゃんが?」

「ええ、病状は落ち着いている
 けれど貴方の事を、とても
 心配してる、一度
 病院に顔を出してあげて」

「親父に会ったら・・・
 
 俺は、勘当された身」
 
「勘当だなんて・・・」

「親父の想いは分かってる
 母さんを悲しませたく
 ないから・・・

 だから、俺は
 勘当されたままでいい

 じいちゃんには会えない
 ごめん・・・

 また、連絡する」

あれは、18歳の誕生日・・・

祝いだと酒を、浴びる程に
飲まされた俺は、酔いつぶれ
センさんに連れられて初めて
彼の家へ招かれた。

ドンドンドンドン
ドンドンドン・・・

真夜中に、ドアを叩く音。