二藍蝶

私は、ぎゅっと力を込めて
浬に抱きついた。

『すぐに戻る』

貴方を、放したくない。

浬の手が、背中に触れ
私を抱きしめる。

「カイリ、逢いたかった」

見つめ合う、二人・・・

浬は、私を見つめながら
何かを考えている。

浬の唇に触れたいのに
貴方は、口づけてくれない。

その唇に、私は
そっと指先で触れた。

貴方は、顔を逸らす。

「お前、何やってる
 こんな時間に、サボり?」

「それを言うなら
 カイリだって同じじゃない
 ねえ、どうしてまだ貴方は
 ここに居るの?」