二藍蝶

「これは、これは
 血が滾るほどに似ている

 高月組初代組長
 高月一夜を祖父に持ち
 三代目、高月庵を父に持つ
 生粋の極道の血を受け継ぐ男

 初代が生きていれば
 お前を欲しがっただろうな

 お前の親父さんを
 欲しがったように・・・」

彼は、親代わりだった今は亡き
初代会澤組長の事を、心から
慕っているようだった。

ここは、高級な料亭。

食器からして、お高い感じ。

「どうだ、うまいだろう?」

「はい」

正直、ついさっき藍と食べた
カツ丼の方が数倍、うまい。

「親父さんは、どうだ
 元気にしてるか?
 何度か、会った事がある」

「はい、元気です」