二藍蝶

「言ってないのに気づく訳
 無いじゃん、ありがとう」

私は今、人込みを抜けた
静かな場所で、大好きな人
の腕に抱かれる。

抱きしめられて、腕の中
私は、最高の幸せを知る。

私は、貴方が好き・・・

私は、貴方を愛してる。

「どこかで、休もうか?」

耳に、くすぐったい響きの
貴方の声に、私は頷いた。

もうすぐ、夕暮れ・・・

貴方は、行ってしまう。

今、開かれる、重い扉。

憧れの世界は、貴方を誘う。

貴方を・・・

二人だけの時間よ。

どうぞ、終わらないで。

まだ、終わらないで。