二藍蝶

貴方は、ひとつの曇りも無い
完璧なまでに素敵な人。

周りの人の表情が、うわ~
ってなるの。

微笑むの。

小さな子供まで、貴方を
見上げてる。

その光景に、私はつい
笑ってしまった。

「藍、何、どうかした?」

「ううん、何でもない
 
 この辺り、ほとんど
 見ちゃったね
 
 そうだ、カイリはどこか
 行きたいところある?」

「藍、腹、減らない?
 そう言えば、俺
 朝から何も食ってない」

「うそ・・・
 気づかなくてごめん
 そうだよね?
 ご飯食べてる時間なんて
 今朝のカイリには
 なかったね
 
 ごめんね、カイリ
 ごめんなさい

 ・・・・・・カイリ?」