二藍蝶

「本当なら、あそこに
 売ってるような高いやつ
 買ってやりたいけど
 今は、無理」

高級な建物の宝石店を
浬は指差す。

「カイリ」

私は、浬を見つめて
首を左右に振った。

「私は、あそこには
 売っていない
 このネックレスが
 欲しかったの

 カイリ、ありがとう
 私、嬉しい
 大切にするね」

貴方は、にっこりと微笑んだ

いろんなお店を手を繋いで
楽しげに見て周る私達は
誰がどこから見ても、恋人同士

私は、気づいてる・・・

通り過ぎる人々の視線が
浬に集中していることを。

誰もが貴方に、瞳を奪われる