二藍蝶

「パンダも好きなんだぁ」

「じゃあ、二つとも
 連れて帰っちゃおうっと」

レジの前、イニシャルの付いた
ネックレスが並ぶ。

ネックレスに触れる、私の手

「欲しいの?」

「ううん」

持っていた財布を握る、私。

家に帰らないと決めた以上
今あるお金は大切に
使わなきゃ。

「お待たせしました」

商品を差し出す、私。

「あの、これの A
 それと一緒に貰える?」

浬の声。

「はい、こちらの
 ネックレスには
 シルバー、ゴールド
 イエローゴールド
 ピンクゴールドと種類が
 ございますが・・・?」