二藍蝶

芳野の腕に軽々と抱き上げ
られた私は、見つめるの
大好きな貴方を・・・

間近で、見つめる。

『アイちゃんだけ、ずるい』

妹達は、芳野の足元で
私を羨ましそうに見上げた。

『・・・俺の好きは
 お前の好きとは違う
 
 俺は、お前の愛に
 答えてやれない』

貴方は、どんな時も
私の事を大切にしてくれた。

本当の娘のように・・・

本当の娘だから・・・?

『ごめんな・・・』

貴方は、どんな想いで
この言葉を、私に告げたの?