勢いよく上体を起こす私。

目覚めてから、もうかれこれ
3時間は、こうしてるんだもの

・・メールしても、いいよね?

私はもう一度、新規作成を選び
伝えたい言葉を打ち込む。

間違えないように一文字一文字
ゆっくりと、確認しながら。

浬が、もし
まだ眠っていたら・・・

朝から、鳴り響く着信音は
迷惑かもしれない。

躊躇する指先・・・

そんな事、分かっている。

だけど、どうしても、浬
貴方に、私が待っている事

知ってもらいたい。

動き出す指先は、想いを打つ