二藍蝶

運転しながら、透馬は言う。

「この車内、まるで
 あの時のようですね?
 
 席こそ違いますが、あの日
 俺達、四人は、こうして
 乗り合わせた・・・
 
 昨日の事のように
 思い出します」

そう、あの日、あの時・・・

庵、要、新、透馬の四人は
血腥い、壮烈な、あの現場を
後にした。

『親父、意識は
 しっかりしていますか?
 これは、何本に見えます?』
 
『ファック・・・ユー』

『大丈夫です』
 
四人は、笑い合う。

つまらない事で笑うことの

できる今・・・
 
俺達は生きている。

遠い過去の出来事

遠い過去の記憶・・・・・・

親父が駆け抜けた、道・・・