二藍蝶

「・・・
 だから、帰って来いよ」

浬は、悪戯に微笑んでみせた

弦・・・

俺だって、お前と一緒に
ずっと、馬鹿やっていたいさ

だけど・・・

「セキ・・・」

「ほらっ、早く行けよ
 時間に、ルーズな男は
 捨てられるぜ」
 
「平謝りして
 許してもらうさ」

笑う、弦。

「カイリ、お前を本気にさせた
 女って、いったいどんな女?
 年上のいい女?
 また、詳しく教えてよ」

「ああ、またな」
 
年上の、いい女・・・

弦に、藍を会わせたら
きっと奴は、驚き
さっきのような表情を
浮かべるだろう。