二藍蝶

翌朝、眠る俺を揺すって
起すのは、弦。

「カイリ、起きろ
 今、何時だと思ってる?
 電話、何度もなってるぞ」

ベッドから飛び起きる俺は
時計を見る。

「・・・マジかよ」

時計は
もうすぐ、正午を指す。

「昼・・・
 チナツさんは?」

「お前のじいちゃんの薬を
 貰いに、ついさっき
 病院へ出かけたよ
 
 何度も、お前の事
 俺とチナツさんとで交互に
 起したけど、全く起きる気配
 が無くて・・・・・・
 何、お前
 昨夜、寝れなかったの?」

「ああ、寝付けなくて
 すまない・・・」

携帯電話を見つめる、浬。