二藍蝶

愛する者達を不慮の事故で
亡くし、また、ひとつ
消えかける命。

その命の灯火を守る為に
親父には、この道しか
無かった。

選べる物は、他に無い。

『ヤクザなんてのはな
 これしかできねぇ
 奴がなるんだ

 お前は、限りなく
 いろんな物に成れるさ』

いろんな物に等

ならなくていい・・・

俺がなりたいのは

蠢く、黒龍の背中

唯、ひとつ

親父のように・・・

俺は、何も知らない。

ただの生ぬるい

クソ餓鬼。