二藍蝶

浴槽の曇った鏡にシャワー
を向けると映る姿。

シャワーを止める。

静まる浴室・・・

髪から滴り落ちる雫は
額、頬を伝い、顎から
タイルに落ちた。

『帰らないで
 私を抱きしめて眠って』

藍・・・

さっき別れたばかりなのに
俺・・・どうかしてる。

今宵も、お前に触れて
お前を抱いて眠りたい。

どうかしてる・・・

シャワーから噴き出す
温水を、頭から浴びる。

浬・・・

早く
明日になればいいのに

早く、早く・・・