二藍蝶

その冷たい、貴方の手に
私は触れる。

寂しいよ・・・

「じゃあ、帰らないで
 私を抱きしめて眠って」

私を見つめる、甘い瞳・・・

「また、抱くよ
 
 いいの?」

「いいよ・・・
 
 抱いていい」

私は、大胆な言葉を即答で
貴方に告げていた。

でも、これは
本当の気持ちだよ。

貴方に抱かれること
私は少しも嫌だとは想わない

繋いでいない、貴方の
もうひとつの手、手の甲が
ポンポンと二度、私の頬に
触れた。

「無理すんなよ」