苦しい・・・

あなたの愛が
わたしには・・・無い。

雲に覆われていた太陽が今
姿を見せる。

降り注ぐ、明るい光

眩しい日差しに
私は、目を瞑る。

「藍、ほら」

浬の声に、私は
ゆっくりと瞼を開けた。

そして、私へと差し出された
ヘルメットを受け取る。

私を見つめる、貴方の瞳。

昨日までとは違う私を
貴方が見つめている。

そんなに見つめないで・・・

恥ずかしさから
私の頬を、紅が差す。