二藍蝶

頭では、そう分かっているのに
体が言うことを聞いてくれない

私は、芳野が眠るソファーに
近寄り、傍で芳野の寝顔を
見つめる。

その綺麗な寝顔に指先で
触れる。

駄目だよ、ダメダメ。

この唇に、触れたい・・・

今朝の貴方の仕種を
私は思い出す。

愛しい人の唇を求め
触れる、指先。

触れ合う、唇・・・

私も、貴方に触れたい。

誰もいない今なら
触れてもいいよね?

私は、ゆっくりと顔を近づける

ママのように貴方に触れたい。