カイリ・・・

貴方の手に引かれ
私は、町並みを歩く。

すれ違う誰もが貴方の事を
見つめ、振り返る・・・

輝く、貴方の
その髪に触れたい。

「何?」

「髪、色・・・?」

「ああ、これ
 似合う?」

「はい、とっても・・・
 似合ってます」

まるで異国の人のようで
私は、見惚れてしまう。

貴方は、即答する私に
にっこりと微笑む。

その笑顔・・・

どことなく

芳野に似ている。