二藍蝶

「セキ、お前・・・」

「言われなくても
 帰るっつうの
 まだ、寝たりねぇし」

弦の言葉に呆れる、浬。

「お前、まだ
 寝る気かよ」

「昨夜の女
 寝かせてくれなくて
 困った、困った
 
 まあ、じゅうぶん
 いい思いさせて
 もらったけどな

 カイリの方の女
 お味はどうだった
 うまかったぁ?」

「ああ、極上
 ・・・何てな
 
 ほらっ行けよ」

弦を追い払う、浬。

その場を離れる弦は
振り返り、言う。

「チナツさんからの伝言
 毎夜、遊び回っていると
 スミレちゃんに言うよ
 
 今夜は
 遅くならないように
 
 追い出すよ」

追い出されるのは、厄介。