「私の事
 待っていてくれて
 ありがとう

 ・・・イリさん」

「カイリ、呼んでみぃ?」

「カイリ」

貴方の微笑み・・・

それはまるで

太陽のように輝き

私を温かく照らす。

ううん、熱いまでに
ギラギラと照りつける。

私の中に根強く根付き
絡みついて、私を縛る
芳野への愛の乾きに
貴方の光がいっぱいに
降り注ぐ。

そして、いつの日か
私の心は満たされる。

だけど、貴方は私に
愛なんて求めていない。

『愛なんて、邪魔なだけ』