気がつくと俺は、彼女の
名前を叫んでいた。

「アイ」

俺の声に振り返る
アイという名の少女・・・

「明日、この場所で
 待ってる

 お前が来るまで
 ずっと・・・」

俺、何を言ってる?

俺、どうしたんだ・・・?

「バカァ~」

ヒロの声。

ああ、俺は馬鹿だよ。

アイ・・・

お前が来るまで
俺は何時間でも待つさ。

また、お前の可愛い声を
聞きたい。

その声で
俺の名前を呼んでよ。