「何なら、俺が嫁に
 貰ってやるよ」

「お前だけには
 やらねえよ」

笑い合う二人・・・

「暗い話はこの辺で・・・
 
 どこかに
 お手頃な女子
 いませんかぁ?」

そう言いながら、弦は
辺りを見渡して女の子を
物色している。

弦から視線を逸らした
俺の目に映る

華奢な女の子。

彼女の澄んだ真っ直ぐな瞳が
この俺を見ている。

その瞳・・・

ずっと、俺を見つめる。