「お前…音楽かけてねーじゃん」 おそるおそる隣を見上げると 目の前には 私の 「右側のイヤホン」を片耳にあてた にっくき奴の呆れたような顔があった。 ……えーっと。 こういうときは どうしたほうがいいんだろう… 「こっち」 とりあえず 的確、かつ迅速に そいつの持っていた右側を取り上げ 空いた耳に左のイヤホンを突っ込む。 …何やってんだ、私は