Endless Nightmare             ~連続する悪夢L.ver~

申し訳程度の庭に、周りの家と代わり映えのしない門構え。

一般的なサラリーマンが、一生を掛けて購入する。

それ以上でもそれ以下でもない家。


そのインターホンに触れる。


「はい、どちらさまですか?」

機械が発した音声は、彼女の母親の物だった。

携帯電話で呼び出せば良かった、と後悔するがもう遅い。

彼は、再度湧き上がってくる吐き気をこらえながら返答した。

「あ……、あの、新庄です。遥さんはいますか?」

「あぁ、浩一君ね。はるかぁ、浩一君が来たわよ」

どっ、と汗が吹き出てくる。