Endless Nightmare             ~連続する悪夢L.ver~

「ごめんね、今日はいっぱい二人でいようね」

「うん、楽しみだよ、じゃあ待っているね」

うん待ってて、浩一は最後にそれだけを言って通話を終了した。

「あぁ……、あぁぁ……」

直後に襲ってくる強烈な吐き気。

トイレに駆け込むと、先程飲んだばかりのコーヒーを吐き出す。

彼女を助ける為に彼女の父と母を見捨てる。

その行為が、これほどまでに心の中に重くのしかかってくるとは思わなかった。

これでは、人柱ではないか。

助けられる可能性のあるものを見捨てる。

俺が殺すのと変わらないのではないか?

彼女が助かれば、彼女の父と母も分かってくれる?

そんな物はただの自己満足だ。

そういう思いが、浩一の心を立て続けに殴りつける。