僕はとても弱い人間だ。

だからこそ君を愛おしく思う。

僕はとても弱い人間だ。

だからこそ君は笑ってくれる。

僕はとても弱い人間だ。

そんな君の優しさに甘えなくなる。


だけど、

この関係がいつか崩れてなくなるんじゃないかって、

いつも不安で仕方ない。


君は笑って

「ずーっと一緒だよ」

そんな不確かな約束を僕に交わす。

そう、

携帯のディスプレイに映る言葉には

いつも愛が溢れていた。

だけど・・・。

君は変わらずにはいられなかった。


あの頃二人で描いた未来図には

何が描かれていたんだろう。

あの頃に戻れるのなら、

僕はこの命だって捧げたい。

だって、

君はもう

存在していないのだから──。