心~保健室の先生と私~【野いちご文庫版】

「じゃあ、俺んとこ嫁に来るか?」


「イヤ!」


「即答かよ」


「だって先生んとこ行ったら、ドロドロの関係に巻き込まれそう」


「何だよ、ドロドロって」


「昼ドラみたいな? 裕介は私のよ、って」


「誰が来るんだよ」


「先生のお客さん」


「わっ、バカ!」


「ウケる~! 何あわててるの?」


「石川。また俺からかった?」


佐野先生が、私をにらんだ。


「別に。遊んだだけ」


そう言って、私は立ち上がった。


「先生、教室戻る」