心~保健室の先生と私~【野いちご文庫版】

【愛花サイド】


「あれ、私?」


どうしたんだっけ? 


「先生、私……」


「倒れたんだよ。覚えてないの?」


「あっ……」


思い出した。


くるって体の向きを変えたら、急に立ちくらみを起こして、その場に座り込んでしまったんだ。


で、私……、助けてって先生に言った。


言ってしまった。


どうしてそんなこと言ってしまったんだろう。


今さらながら、後悔が襲ってくる。


「ごめんね、先生」


「何が?」


「消して」