心~保健室の先生と私~【野いちご文庫版】

「とりあえず、起こすか」


休憩室に戻ると、そこには何人か仕事仲間がいた。


「裕真さん、彼女?」


陸と同じように、仕事仲間たちまで俺を見てくる。


「バカ、違うわ」


石川はまだ、眠っていた。


このまま寝かせておいてあげたいけど、そういうわけにもいかない。


「石川、起きろ」


俺は石川の体をゆすった。


「んっ……」


石川の目が、ゆっくり開いた。


パチパチと瞬きを繰り返している。