心~保健室の先生と私~【野いちご文庫版】

今度こそ、理由を聞かれるだろうか?


それとも、何も言わずにどこかへ連れて行ってくれるかな? 


「次は?」


「右」


でも、結局正しい道を言ってしまう私。


これ以上一緒にいたら、つらいって言ってしまいそうだった。


他人に自分の気持ちを言うのは弱い人がすること。


私は、強い。


ひとりでも大丈夫。


どんなに泣いても、ひとりで乗り越えていける。


「止めて」


家の前に着いた。


「ありがと、先生」


シートベルトを外しながら、先生にお礼を言った。


「明日は学校休めよ?」