心~保健室の先生と私~【野いちご文庫版】

そう言うと、先生は、ポンポンって私の頭をたたいた。


「私のこと好きって言ってくれて、ありがと」


「泣くなよ」


「だって、今日でお別れだもん」


「そうだな」


「この学校とも、この保健室とも」


「俺はまだ、この保健室にいるけどな」


「ホストじゃなくてね」


「愛花、大きい声でそんなこと言うな」


「誰も聞いてないよ。それにもう辞めたんだから、関係ないじゃん」


「そーゆー問題じゃないの」


そう言って先生は、私の体を引きよせた。


「こっちの方が、ヤバイんじゃない?」


「ああ、そうかもな」


「私はもう、卒業したから関係ないけどね」