心~保健室の先生と私~【野いちご文庫版】

「先生」


料理に夢中になっていると、うしろから声がした。


「起きた?」


「ん」


愛花が、俺の隣にやってきた。


「何作ってるの?」


「寒いから、鍋」


「何鍋?」


「ちゃんこ鍋」


「ふーん」


「お腹空いた?」


「あんまり」


熱がないか、額に手を置いて確かめる。


「熱ないよ」


「そうだな」