心~保健室の先生と私~【野いちご文庫版】

「きゃはは……」


「あー! 笑った」


もっとやってみる。


「お姉ちゃん、くすぐったい」


「許してくれる?」


「許すからやめて~」


「じゃ、帰ろっか」


「うん」


手をつないで立ち上がった。


「手、ベタベタだね」


「うん」


そのとき、空から雨が降ってきた。


「わー! 雨だ」


「心葉、急いで帰ろう」


「うん」