「心葉」


「大丈夫?」


「ごめんね。大丈夫だから」


「愛花、横になった方がいい」


「うん」


先生に言われて、ベッドに横になった。


「愛花、大丈夫?」


半分開けっ放しになっていた部屋のドアから、お母さんも顔を出す。


「ただの貧血だから、大丈夫だと思います」


先生が代わりに答えてくれた。


「今日も、連れて帰っていいですか?」


「ご迷惑じゃなければ」


「迷惑じゃありません」


「お母さん、ごめんね」


「いいの。今は愛花がいちばんそばにいたい人と、一緒にいなさい」