心~保健室の先生と私~【野いちご文庫版】

「あー、アイス垂れてきた」


「心葉、食べるの下手~」


「お姉ちゃんだって」


「えっ?」


手を見ると、私のアイスも溶けていた。


「お姉ちゃんこそ、下手~」


「いいのかな? そんなこと言って」


「えっ?」


「もうアイス買ってあげないよ?」


「お姉ちゃんの意地悪」


心葉が、横を向いてしまった。


「ごーめん、心葉。こっち向いて」


「やーだ」


「ここは~」


食べ終わったアイスの棒を道路に置いて、私は心葉の横腹をくすぐった。