心~保健室の先生と私~【野いちご文庫版】

「こちょこちょ攻撃」


私は心葉の脇腹をくすぐった。


「ヤダ~くすぐったい」


「もっとやったげる」


「ヤダ~」


「心葉、涙止まった?」


「うん」


「じゃあ、一緒に祈ろう。お父さんが、天国で幸せに暮らせますようにって」


「うん」


私たちは、空に向って手を合わせた。


心葉とお母さんは、これから私が守るからね。


だから、安心していいよ。


お葬式が終わって、私たちは家に戻った。


これから親戚の人たちと食事をするらしい。


「先生も、一緒に来てくれる?」