心~保健室の先生と私~【野いちご文庫版】

私は話をそらした。


「うん」


もう、梅雨の季節だ。


ムシムシする。


「アイス食べる?」


「食べる!」


コンビニに入って、アイスを買った。


バニラとイチゴ味の、棒のアイス。


一瞬、店員さんにジロっと見られたけれど、気にしない。


「はい、どうぞ」


「ありがとう」


ふたりでコンビニの隅っこに座って、アイスを食べた。


ほんとは、私だってこんなことしていたらいけないってわかっている。


特に心葉は小学生だし。


でも、家にいたくないんだもん。